YMS渡航前後によくある不安|出発前に整理しておきたい準備と学校選び

イギリスのYMSに当選したあと、またはこれから申請を考えている段階で、多くの方が不安に感じるのは「お金」と「仕事」です。

現地で生活費は足りるのか。
仕事は本当に見つかるのか。
英語力はどれくらい必要なのか。
最初の滞在先はどうすればいいのか。
語学学校には行った方がいいのか。

YMSは、学生ビザの留学とは違い、語学学校に通うことが必須ではありません。学校に通わず、到着後すぐに家探しや仕事探しを始める方もいます。一方で、最初の数週間から数か月だけ語学学校に通い、英語環境やイギリス生活に慣れてから本格的に仕事探しを始める方もいます。

どちらが正解というより、英語力、海外生活経験、予算、最初の滞在先、現地に頼れる人がいるかどうかによって、向いている始め方は変わります。

この記事では、YMS渡航前後によくある不安を整理しながら、語学学校に通うべきか、最初の滞在先をどう過ごすか、出発前にどこまで準備しておくとよいかを解説します。

目次

YMSは自由度が高い分、最初の生活プランで迷いやすい

YMSの大きな魅力は、イギリスで生活しながら働くことができる自由度の高さです。

語学学校に通うこともできますし、通わずに仕事探しを始めることもできます。ロンドンから始める人もいれば、ブライトン、マンチェスター、オックスフォード、ボーンマスなど、ロンドン以外の都市を選ぶ人もいます。

ただ、自由度が高いということは、その分、自分で決めることも多いということです。

ビザさえ取れれば終わりではなく、出発前には航空券、海外保険、初期費用、滞在先、語学学校の有無、都市選び、仕事探しのタイミングなどを考える必要があります。渡航後には、SIM、銀行口座、NIN(National Insurance Number)、家探し、仕事探し、英語での生活など、現地で一つずつ対応していくことになります。

もちろん、「行けばなんとかなる」という面もあります。実際に、現地に着いてから動きながら生活を作っていく方もたくさんいます。

ただ、無駄なトラブルや余計な不安を避けるためには、出発前の段階である程度のプランニングをしておくことが大切です。特に最初の1か月をどう過ごすかは、その後の家探しや仕事探しにも影響します。

YMSで多い不安は、お金・仕事・家探し・英語力

YMSを考えている方からよく聞く不安は、まずお金と仕事です。

「どれくらい貯金があれば安心ですか?」
「仕事は現地で見つかりますか?」
「日本食レストラン以外でも働けますか?」
「英語力が低くても仕事はできますか?」

こうした不安はとても自然です。イギリス、特にロンドンは家賃や物価が高く、仕事が決まるまでの期間も人によって差があります。到着後すぐに仕事が見つかる人もいれば、数週間から数か月かかる人もいます。

仕事が見つかるかどうかは、求人の数だけで決まるわけではありません。

「仕事が見つかるか不安」という相談は多いですが、実際には仕事探しだけを切り離して考えるのは難しいです。英語力、CVの準備、面接で自分の経験を伝える力、住む都市、通える範囲、現地で得られる情報量など、いくつかの要素が関係しています。

家探しも同じです。ロンドンで部屋を探す場合、内見せずに決めるのはリスクがあります。写真では良さそうに見えても、実際の部屋の状態、オーナーや同居人の雰囲気、周辺環境、水回り、共有スペースの使い方などは、現地で見ないと分からないことが多いからです。

また、渡航前に内見なしでお金を振り込んだ結果、実際には物件が存在しなかった、というような詐欺の話を聞くこともあります。家探しは個別の契約条件や状況によって異なるため、断定はできませんが、少なくとも「現地で確認してから決める」という意識は持っておいた方が安心です。

だからこそ、YMSの準備では、お金、仕事、家探し、英語力をバラバラに考えるのではなく、「最初の生活をどう立ち上げるか」として整理することが大切です。

学校に行くかどうかより、最初の1か月をどう過ごすか

YMSでは、語学学校に通うことは必須ではありません。

英語にある程度自信があり、海外生活経験があり、現地に頼れる友人や家族がいる方であれば、学校に通わずにスタートする選択肢もあります。予算をできるだけ生活費や家探しに回したい方、自分で情報収集して動くことに抵抗がない方も、学校なしで始めることは可能です。

一方で、語学学校が役に立つのは、英語を勉強するためだけではありません。

海外生活が初めての方にとって、到着直後からすぐに家探し、仕事探し、銀行口座、SIM、NINなどを一人で進めるのは、思っている以上に負担が大きいことがあります。英語がまったくできない場合だけでなく、ある程度話せる方でも、イギリスの生活リズムや仕事探し、英語のアクセントに慣れるまでには少なからず時間がかかります。

語学学校に通うメリットは、英語の勉強だけではありません。渡航直後に、毎日通う場所があること。分からないことを聞ける相手がいること。同じ時期にイギリス生活を始めた人と出会えること。これだけでも、最初の数週間の安心感はかなり変わります。

学校によっては、CV(英文履歴書)の書き方や面接練習、Job Clubなど、仕事探しに関するサポートを用意している場合もあります。ただし、学校が仕事を紹介してくれるわけではありません。あくまで、仕事探しを始める前の準備として活用するイメージです。

また、意外と見落とされがちなのが、人とのつながりです。

YMSで渡航する方の中には、「せっかく海外に行くなら、日本人とはあまり関わらず英語環境に入りたい」と考える方もいます。その気持ちもよく分かります。

ですが、現地で出会う日本人とのつながりは、想像以上に大切です。自分より少し先にイギリス生活を始めている日本人の友人ができると、その人が持っている情報やネットワークに助けられることが多々あります。家探し、仕事探し、病院、生活用品、地域情報など、実際に現地で生活している人から得られる情報は、とても実用的です。

英語環境を作ることはもちろん大切です。ただ、イギリスで出会う日本人とのつながりも、ぜひ大切にしてください。海外で出会う日本人の友人は、思っている以上に心強い存在になりますし、一生続く友達になることもありますよ。

ワーホリ経験者ほど、あえて学校に通う人が多い

「海外生活やワーキングホリデーの経験がある人なら、語学学校は不要なのでは?」と思う方もいるかもしれません。

たしかに、過去にカナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどでワーホリ経験がある方は、海外生活の流れをある程度分かっています。家探し、仕事探し、銀行口座、現地での人間関係づくりにも慣れているため、学校なしで始める選択もしやすいです。

ただ、実際には、ワーホリ経験者ほどイギリスでも語学学校に通う選択をされる方が多いです。

理由は、学校でできる出会いやコネクションの価値を、すでに他国のワーホリで体感しているからです。

語学学校は、単に英語を学ぶ場所ではありません。渡航直後の情報収集の場であり、友人を作る場であり、その都市での生活に慣れるための入口にもなります。特にイギリスは、都市によって生活費、仕事の探し方、家探しの難しさ、学校の雰囲気が大きく変わります。

だからこそ、「英語力が低いから学校に行く」という単純な考え方ではなく、「最初の数週間をどう使うと、その後のYMS生活が動きやすくなるか」という視点で考えることが大切です。

※ 実際に、YMS体験談を寄せてくれたTakuさんも、ニュージーランドでのワーホリ経験を経てイギリスYMSに渡航されています。

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最初の滞在先で、YMSの始まり方は大きく変わる

YMSで見落とされやすいのが、最初の滞在先です。

「現地に着いてから家を探せばいい」と考える方もいますが、到着直後は時差や長時間移動の疲れもあり、慣れない環境の中でやることが一気に重なります。SIM、銀行口座、生活用品の準備、仕事探しの下調べなどを進めながら、すぐに住まい探しも始めるのは簡単ではありません。

家探しでは、ロンドンでも地方都市でも、できるだけ実際に内見してから決めることをおすすめします。部屋の状態だけでなく、オーナーや同居人の雰囲気、共有スペースの使い方、駅やバス停からの距離、周辺の治安や雰囲気などは、写真やオンライン内見だけでは分かりにくい部分です。

特にロンドンでは、日本語の掲示板や日系コミュニティ経由で部屋を探せることもあります。一方で、地方都市では日本語の情報はほぼなく、問い合わせ、内見予約、契約条件の確認まですべて英語で進める必要があります。

また、オーナー側としては、できるだけ長く住んでくれる人に部屋を貸したいと考えることが多く、最低6か月以上の入居を条件にしている物件も少なくありません。短期間だけ住める部屋を探したい場合や、まだ仕事や生活エリアが決まっていない段階では、思ったより選択肢が限られることもあります。

だからこそ、渡航直後の数週間から1か月程度は、事前に滞在先を確保しておくと安心です。その間に、住みたいエリアの雰囲気を見たり、通勤・通学のしやすさを確認したり、実際に内見しながら次の住まいを探すことができますよ。

ロンドンの場合、学生寮は費用がかなり高くなりやすく、実際のご相談では費用面から候補に入れづらいケースが多いです。そのため、最初の滞在先としてホームステイを選ぶ方がほとんどです。

ホームステイと聞くと、「ホストファミリーとの相性が不安」「食事が合うか心配」「門限やルールが厳しそう」と心配される方も多いですが、たしかに、ホームステイには家庭ごとの違いがあり、相性の問題も多少あります。

ただ、食事なし・自炊可能なホームステイを選べる場合は、一般的なシェアハウスに近い感覚で滞在できることもあります。最初から長期契約の部屋を決めてしまうのではなく、まずは安全な滞在先を確保し、現地に慣れながら家探しを進める方法が、YMSの最初の新生活プランとしては、かなり現実的です。

仕事探しは、渡航前から少しずつ準備できる

YMSの仕事探しは、実際の応募や面接は渡航後になることが多いです。飲食店やカフェ、ホテル、ショップなどでは、現地で直接会えることや、すぐに働き始められることが重視される場合もあります。

ただし、仕事探しの準備は渡航前からできます。

英語のCVを作る。
自分の経験を英語で説明できるようにする。
どんな仕事をしたいのか整理する。
接客で使う英語表現に慣れておく。
面接で聞かれやすい質問に答えられるようにしておく。

こうした準備をしておくと、渡航後の動き出しが変わります。

語学学校に通う場合も、ただ授業を受けるだけではなく、仕事探し前の準備期間として使うことができます。学校によっては、英語レッスンに加えて、CV添削、面接練習、仕事探しに関するワークショップ、Job Clubのようなサポートを行っています。

もちろん、学校に通ったから仕事が見つかる、という意味ではありません。仕事探しは、英語力、経験、タイミング、応募数、都市、職種によって大きく変わります。

渡航してから慌ててCVを作るより、日本にいる間に英語のCVを用意し、自分の経験や希望する仕事を英語で説明できるようにしておく方が、到着後すぐに動きやすくなります。

SIM・銀行口座・NINは、到着後の優先順位を決めておく

イギリスに到着してからは、SIM、銀行口座、NIN(National Insurance Number)、仕事探しに必要な書類、住まいに関する手続きなど、生活を始めるための準備がいくつもあります。

到着後は、時差や移動の疲れもある中で、家探しや仕事探しも少しずつ始まります。だからこそ、現地で慌てないために、何を先に進めるかを出発前にイメージしておくことが大切です。

まず必要になるのは、現地で連絡を取れる状態にしておくことです。家探しの問い合わせ、内見予約、学校との連絡、仕事探し、地図アプリの利用など、渡航直後からスマートフォンを使う場面は多くあります。SIMやeSIMについては、出発前に候補を調べておくと安心です。

銀行口座については、仕事を始める場合、給与の受け取り口座として必要になります。最近はオンラインで開設できる銀行サービスもありますが、職場によっては給与振込先として利用できる口座の条件を指定されることもあります。口座開設には本人確認や住所情報が求められる場合があるため、最初の滞在先が決まっていると手続きを進めやすくなります。

NINは、イギリスで働くときに必要になる番号です。税金や社会保険の記録を管理するために使われます。

ただし、NINがまだ届いていなくても、働く権利を証明できれば仕事を始めることはできます。応募時や採用時にNINを聞かれた場合は、「現在申請中です。届き次第お伝えします」と伝えれば、通常は問題ありません。

NINの申請方法や必要書類は、GOV.UKの「Apply for a National Insurance number」で最新情報を確認してください。申請後は、本人確認が済んでから番号が届くまで最大4週間かかる場合があります。

なお、NINや銀行口座の申請では、滞在先住所を入力する場面があります。最初の滞在先がホームステイの場合は、その住所を使えるか、申請や口座開設に関する連絡・郵便物があった場合に受け取れるかを、事前にホストファミリーや学校に確認しておきましょう。

SIM、銀行口座、NIN、家探し、仕事探しは、それぞれ別の準備に見えます。ですが実際には、連絡先がないと家探しや仕事探しが進めにくく、住所が決まっていないと銀行口座の開設や荷物の受け取りで困ることがあります。仕事を始めるには、NINや給与を受け取る口座の確認も必要になります。

だからこそ、これらの準備は「何を先に済ませるか」だけでなく、「最初の数週間をどこで過ごし、その間に何を整えるか」と合わせて考えておくことが大切ですよ。

YMSでは、都市選びも学校選びと関係している

イギリスというと、まずロンドンを思い浮かべる方が多いと思います。

ロンドンは語学学校や仕事の選択肢が多く、日本人コミュニティや生活情報も集まりやすい都市です。日本食レストランやカフェ、ホテルなどのホスピタリティ系だけでなく、日系の人材会社や企業求人の情報に触れやすい点も、ロンドンの特徴です。

一方で、家賃や生活費は高く、家探しの競争もあります。仕事の選択肢が多い分、最初の滞在先や初期費用はしっかり考えておきたいところです。

また、ブライトン、マンチェスター、オックスフォード、ボーンマス、カンタベリーなど、ロンドン以外の都市から始める選択肢もあります。英語学習に集中したい方や、まずは落ち着いた環境でイギリス生活を楽しみたい方には、ロンドン以外の都市がおすすめです。

そのままロンドン以外の都市で仕事を見つける方や、語学学校卒業のタイミングでロンドンに移る方もいます。

都市選びは、単に「どこに住みたいか」だけではなく、学校、仕事、家探し、予算計画、日本人コミュニティの多さまで含めて考えることで、自分に合うイギリス新生活の始め方が見えやすくなります。

YMS前に整理しておきたいこと

YMSの準備で難しいのは、「どこまで日本で決めておくか」です。

仕事も、家も、人間関係も、現地に行ってみないと分からないことがあります。最初はロンドンのつもりだったけれど、学校に通う中で別の都市に興味が出ることもありますし、思っていたより家探しに時間がかかることもあります。
私自身、1年間だけでも4回の引っ越しを経験しました。

YMSの予定を、すべて出発前に決定する必要はありません。

ただ、最初の数週間をどう過ごすかだけは、ある程度考えておいた方が安心です。

どこに滞在するのか。
その間に、英語力をどこまで伸ばすか、どのタイミングで家を探すのか、仕事探しの準備を始めるのか。
語学学校に通うなら、その期間をどう使うのか。

このあたりが見えているだけでも、渡航後の動きやすさは変わります。

YMSは、行けばなんとかなる部分もあります。
でも、避けられる不安やトラブルまで、わざわざ抱える必要はありません。

到着後の初めの生活をどうスタートさせるかだけでも、出発前に整理しておくと安心です。

よくある質問

YMSでは語学学校に通う必要がありますか?

必須ではありません。YMSでは、語学学校に通わずに仕事探しや生活を始めることもできます。

ただし、海外生活が初めての方、英語環境に不安がある方、最初の滞在先や現地での人間関係づくりに不安がある方は、最初の数週間から数か月だけ語学学校に通う選択肢もあります。

語学学校は何週間くらい通う人が多いですか?

最初の生活を整える目的で、4週間から12週間ほど通う方が多いです。英語力、予算、仕事探しを始める時期、最初の滞在先によって合う期間は変わります。

また、YMSは他国のワーホリと異なり、就学期間に制限がありません。そのため、語学習得が目的の方は、半年間や1年間以上、語学学校に通う方もいます。

最初の滞在先は、渡航前に決めた方がいいですか?

少なくとも、最初の数週間の滞在先は出発前に確保しておくことをおすすめします。

イギリスで長期の部屋を探す場合、内見せずに決めるのはリスクがあります。最初はホームステイやAirbnbなどの短期滞在先を確保し、現地で内見しながら次の住まいを探す方法があります。

ロンドン以外からYMSを始めても大丈夫ですか?

大丈夫です。

ロンドンは仕事や学校の選択肢が多い一方で、家賃や生活費が高く、家探しの競争もあります。ブライトン、マンチェスター、オックスフォード、ボーンマスなど、ロンドン以外の都市にもそれぞれの良さがあります。

どの都市が合うかは、英語力、仕事の希望、予算、学校に通うかどうか、生活スタイルによって変わります。

学校選びだけでなく、YMS生活の始め方を考えておく

YMSの準備というと、ビザ申請、航空券、保険、荷物の準備に意識が向きがちです。

もちろん、それらも大切です。
ただ、実際に渡航後の生活を左右するのは、最初の数週間から1か月をどう過ごすかです。

語学学校に通うのか。
最初の滞在先をどうするのか。
どの都市から始めるのか。
仕事探しをいつ始めるのか。
英語力の不安をどう補うのか。
学校に行きたい気持ちはあるけれど、予算的にどこまで現実的なのか。

このあたりを出発前に整理しておくことで、渡航後の不安はかなり減らせます。

アフィニティ留学では、YMS前の語学学校選び、都市選び、最初の滞在方法について、目的、英語力、予算、渡航時期を伺いながら一緒に整理しています。

まだ語学学校に通うかどうか決まっていない段階でも問題ありません。

「学校に行くべきか迷っている」
「学校に行きたいけれど、予算が心配」
「ロンドンで始めるか、ロンドン以外の都市も考えるべきか相談したい」
「最初の滞在先をどうすればいいか分からない」
「仕事探しの前に英語力を整えたい」

という方は、まずは無料相談で今の状況を整理してみてください。限られた予算の中で、学校、滞在先、生活費をどう組み立てるかも一緒に考えていきましょう。

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